[ビジネス速読MM] 2006.08.30号


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◇ ◆ 自分をバージョンアップする!脳力開発のナビゲーター ◆ ◇
◇ ◆ 『仕事と学習の効率3倍アップ!~ビジネス速読術講座』 ◆ ◇
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[ Vol.171/読者数:7,248名]     提供:SRR速読教室 寺田
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 みなさん、こんにちは。SRRの寺田です。
 
 8月も残りわずかとなりました。いよいよ読書の秋の到来です(^^♪
 
 明日の自分のためにも、5年後、10年後の自分のためにも、「今」を
しっかりと充実させたいものですね。読書は明日へのエネルギーだったり
5年後の基礎体力だったりします。
 
 何にせよ「自分を育てる」っていう気持ちを持って、しっかりと読書に
とりくんでいきたいものです。
 
 ということで今週もまた成功曲線を描きながら、がんばっていきましょ
ーッ!
 
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           ■□ 今 回 の お 題 □■
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☆SRR流パワー読書術講座☆     速読の価値・遅読の価値
☆お知らせ&編集後記☆
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■速読の価値・遅読の価値 2       ■SRR流パワー読書術講座■
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 先週「本の読み方 スロー・リーディングの実践」という新書で書かれ
ている速読に対する批判について考えてみました。今回もその続きと思っ
て読んでいただければって思ってます。
 
 先週、この本の著者である平野さんは、すごく大事なことを置き去りに
しているのではないかってことを書きましたよね。その大事なことってい
うのは「読書って何?」、「読書には目的がある」っていう根源的な発想
だって書きました。
 
 実はそれ以前に、平野さんのイメージしている読書と、私が書いている
読書とすごく大きなズレがあるようなんですね。
 
 まぁ大きく言ってしまうと前号で書いた「読書の目的」ということなん
ですが、もう少し違う視点で見ると「どんな本を読むのか」ってところに、
すでにズレがあるんですね。(^^;
 
 平野さんのイメージしている読書は「古典」「文学作品」を対象とした
ものなんです。それは言葉と格闘し、作者の世界観にいかに触れるか、い
かにその世界観を手に入れるかっていう読書です。
 
 これらはある意味で、自分の未知の世界を手に入れる(あるいはその世
界に触れる)試みです。未知の世界を旅するのに、しかもその情景をしっ
かりと受け止めようと思って旅するのに、アクセル全開で車を走らせる人
はいませんよね。読書も、一言、一文、時には助詞一文字の使い方にすら
気を遣いながら読み進めることになります。
 
 これってすんごくエネルギーと時間を要する読書なんですよね。これは
やっぱり速読はできないと思います。しかし、思考力や論理力を鍛えたり、
心を豊かにしたりするには、このような読書のトレーニングをしなければ
なりません。
 
 この場合、読書それ自体が目的になることすらあります。何かのための
読書ではなく、読書それ自体が重要。このような読書について平野さんは
同書P.35で「スロー・リーディングは五年後、一〇年後のための読書」と
書いていらっしゃるのですが、これはまさにその通りだと思います。
 
 速読術を身につけた後でも、そのような本と格闘するような読書の習慣
は忘れたくないモノです。そして、そういう本を読む場合には絶対に急い
ではいけません。「目的が違う」と思って、腰を落ち着けて読まなければ
いけません。
 
 一方で、私や私の師である斉藤英治氏が主張してる速読は「幅の広い知
識を得、質の高い知識と出会うための読書」です。読書の目的が平野さん
のそれとは根本的に違いますし、そもそも読もうとしている対象がまった
く違います。
 
 そして目的が違いますから、たとえば「未知の世界についての本」を読
む場合でも対処の仕方が違います。
 
 もし本と格闘し、本を読む力を付けたり、その本自体を大事にしようと
思ったら、まったく見知らぬ世界について書かれた本は、一言一句、一文
一文を吟味しながら読み進めていくべきでしょう。
 そして、何度も何度も繰り返し読み、時には時間をおいて読み直して、
深まりを作っていくところかもしれません。
 
 しかし、それが学習のための読書であったり情報収集を目的とするもの
であれば、そのような読み方は非効率です。そのような場合であれば、ま
ずその世界について書かれた初級者向けの本や、基礎的なことが書かれた
本を読み(当然このときはゆっくりしか読めないはずです)、その上でそ
の本に挑み直す方が効率的でしょう。
 
 時にはシントピカルな読書(同じテーマについて複数の本を同時進行で
読む方法)も効率を高めることにつながります。
 
 あるいは全体をざっと速読してから、あらためて重要だと感じる部分だ
けを読み直すという方法もあるかもしれません。
 
 どちらがいいとか悪いとかいうことではなく、目的が違うんだから、ど
っちも正解だってことなんですね。
 
 まぁ「何を読むか」っていう考え方からすると、そもそも情報収集のた
めに小説とか古典とかは読みませんから、やっぱりその点でも話がかみあ
ってないんですが!(^^;
 
 実は平野さんは、先ほど引用したのと同じページで、速読のことを「明
日のための読書」であると書いています。
 
 な~んだ、分かってるんじゃん!(^^)!
 
 そこまで分かっていながら速読を徹底的に否定しているというのは、ひ
ょっとすると「明日のための読書」が重要だと感じるところに身を置いた
ことがないというだけかも知れません。
 
 ビジネスマンや経営者にとって、「明日のための読書」がどれだけ重要
か今さら説明するまでもありませんよね。毎日洪水のごとく押し寄せる資
料、メルマガ、ブログ、新刊書…。これらの情報から最先端の時代の動き
をつかみ、明日の自分、仕事につなげる必要のあるシビアな世界。
 
 平野さんという方はいわゆる「作家」さんですから、そういう闘いの世
界とは無関係の、ゆるやかな時間の流れで生きていらっしゃるんだろうな
ぁと想像してしまいます。(失礼ですかね?)
 
 でも、そういう「発言者のポジション」って、すごく大事ですよね。そ
れをお互いに理解していないと、たんなるすれ違いの議論になってしまい
ます。
 
 前回からご紹介しているスロー・リーディングの本も、そういうことを
理解した上で読むと納得感がありますし、穏やかな気持ちで読めるでしょ
う。
 
  (^-^)  (^_^)  (^-^)  (^_^)  (^-^)  (^_^)  (^-^)
 実は今回、あえてこの記事を書いたのは、別に平野さんへの反論のため
ではありません。みなさんに一番伝えたかったのは、前半部分です。
 
 『思考力や論理力を鍛えたり、心を豊かにしたりするには、このような
 読書のトレーニングをしなければなりません。』という部分。
 
 前書きにも「5年後、10年後の自分のためにも」って書きましたが、
そういうスタンスでの読書は、時には1ページを読むのに数分かかるよう
なものになる可能性がありますし、そういう読書を「時間がかかるから」
といって避けていては、本当に情報を読み解き、思考し、発想する力はつ
かないでしょう。
 
 もちろん1冊丸ごと未知の世界という本を読む機会は少ないでしょう。
たいていの本は「読めば分かる」部分と「読んで考えないと分からない」
部分が混ざっているものです。
 
 効率という視点、情報収集という目的からすると、速読で全体をつかむ
ことができれば、そういう「知らない」「分かりにくい」部分の理解も進
みますし、理解できなかったとしてもそれを無視しても大した問題にはな
りません。むしろ、そこにこだわることでロスする時間とエネルギーを問
題にすべきだと考えます。
 
 しかし、時には名著、古典といわれるものと、とことん格闘し、一言一
句、一文一文をかみしめるような読書にも取り組んでいただきたいなぁと
思っています。
 
 速読を身につけると、「速読はできるけど熟読できない」と感じる人が
出てきます。「ゆっくりなんて、かったるくて読めない」って感じるんで
すね。私もそういう時期がありました。
 
 今回、2回にわたって速読の価値と遅読の価値について書いてきました
が、速読修得を志すみなさんも、速読術をマスターしたみなさんも、ぜひ
「ゆっくり読む読書にも非常に大きな価値と意味がある」ってことを理解
していただきたいなぁと思っています。
 
 そして、速読で出会った多くの本の中で「これはしっかり自分のものに
したい」と感じるものや、「古典」とか「名作」と呼ばれるものを、月に
1冊でもいいので、じっくりじっくり吟味して読む習慣、時間を作るよう
にしてください。
 
 出版の商業主義化、メディアの多様化、情報インフラの整備等によって
確実に情報の量は増え、情報の賞味期限は短くなっています。だからこそ
速読術はこの時代の必須技術と言えるわけですが、所詮それは「情報を受
け取る」ツールに過ぎません。
 
 情報を知識に変え、知識を知恵に変えるのは、それとは別の次元の力で
す。言葉を読み解き、ねばり強く思考し、解を求める力です。そのような
力をたくわえた「頼れる自分」を作ることは非常に重要です。
 
 ぜひとも速読も熟読も自在に扱える読書の達人を目指しましょう!
 
☆平野啓一郎著「本の読み方」(PHP新書)
https://www.focusreading.jp/Recommend/JumpTo.php?id=SlowRead
 
☆推薦図書「遅読のすすめ」
https://www.focusreading.jp/articles/2006/06/07_books.html
 
☆コラム「再読・再々読の価値」
https://www.focusreading.jp/articles/2006/06/30_re-read.html
 
☆コラム「多読と重ね読み」
https://www.focusreading.jp/articles/2006/06/40_quantity.html
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■最後まで読んでくださったことに感謝!   ■編集後記&あとがき■
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【つぶやき】
 
○先週のメルマガで書いたとおり、斉藤先生の企業研修のお供をしてきま
 した。とても刺激的な時間になりました。はい。
 
○で、その受講者の中に、やっぱり「1冊数分で読んで、内容をすべて覚
 えているような速読」にこだわっている方がおられました。「そういう
 人をテレビで見たし、速読の本を読んでも誰でもできると書いてある」
 と。(最後は納得してくださったみたいですが…。)
 
○でもね~、そういうすごい速読術をマスターしている人がわんさかいた
 ら、今頃日本の教育は変わっていますよ!なんで学力低下とか人材不足
 とか言われているか、あるいは自分の身のまわりにそういう人がいない
 のか、リアルに考えたら分かると思うんですがね~。(–;
 
○ちょっと違う話なのですが、この前、速読に関する無料レポートという
 のが、あるメルマガで紹介されていたので読んでみました。その著者の
 方は“自分は速読を身につけて、普通の人の7倍のスピードで読めるよ
 うになった”というようなことを書いていました。そして、それは誰に
 でもできる、と。
 
○でも、その方は別のところで「1分あれば2~3ページ読める」ように
 なったって書いてるんですよ。そして、“昔は1ページが2分ぐらいか
 かっていたので、その頃から比べると7倍”というように書いていたん
 です。1分で2~3ページなら、普通の人の2倍程度ですよね。それが
 いつのまにか「普通の人の7倍」に変わっているんですよ。これって詐
 欺じゃん…。(–;
 
○まぁ、速読ってものをこういう風に脚色して商売に結びつけたい人が、
 世の中にはたくさんいらっしゃるわけですよ。(^^; そういう人に煽ら
 れないようにしたいものですね。
 
○そして同時に、記事で書いたように速読の「速さ」だけにこだわるので
 はなく、そこで何を得たいのかってことをしっかり考えていただきたい
 ものです。
 
○ということで、また次回お目にかかりましょう。(^o^)/~
 
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