
2008年5月31日
集中講座レポート
今日までの5日間、ビジネス速読術講座の個人レッスンをおこないました。
本当は6日間の予定だったのですが、あまりにもスムーズにレッスンが進行し、やることがなくなってしまったので最終日をキャンセルして(当然、日割り計算で1日分返金)終了しました。
6日間のレッスンを受講する方は、基本的に事前準備まったくなしでいらっしゃいます。まぁ、事前準備の時間がないくらい忙しいから集中レッスンを受けるんだってことなんだと思いますが。
しかし、今回は事前準備が非常に充実していました。
約2ヶ月、オンラインでアドバイスを受けながら準備をしていただきました。
ただし、ステップを進めていくようなやり方ではなく、徹底的に「集中追跡」だけをしていただきました。あと、速耳トレーニングですね。
この集中追跡の徹底したトレーニングが功を奏したという感じです。
自分の内側の感覚が非常にリアルにつかめるようになっていたんですね。そのおかげで、こちらのアドバイスが非常にスムーズに伝わり、目のチューニング、意識のチューニングもスムーズにいったというわけです。
2日目で、ほぼスムーズ追跡400行をクリアし、3日目以降はスムーズ追跡+ページ見渡しの精度を上げつつ、『読む』につなぐトレーニングにたっぷり時間をかけることができました。
4日目で、1冊6~7分で概要をとり、30~40分で楽に、それなりの質感(理解度C程度)で読む感覚ができました。
しかし、この段階では「ちょっと微妙」ということでしたので、さらに意識の入力レベルを探るトレーニング、心の鎮まりを作り、受動的に活字を受け止め処理する感覚を磨いてもらいました。
結局、5日目の朝の段階で、「いつもより視野を2割広く保ち、心を静め、快適に、かつ質高く読む」感覚が完成。1冊5~10分で概要以上の理解、1冊20分前後で快適に、質の高い理解が得られるようになりました。
そういうわけで、5日目はいろいろな本(ジャンル、サイズなどのバリエーション)を読んでいただき、微妙なチューニングの感覚と攻略法を探ってもらいました。
明日からの実践練習(自主トレ)で、さらに質を上げつつ、自分なりのスタイルを完成させていってもらいたと思っています。
☆受講者の方のブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/fukey_h
ちなみに、6日間レッスンは非常に余裕を持って終わるケースも多く(今回のようにキャンセルってのは初めてですが)、最終日は本屋や図書館にでかけて実践演習に徹するとか、ちょっと今後の取り組みに関するレクチャーをして終了ということもありました。
3月にも6日間のレッスンをおこなったのですが、そのときは受講者の方の目が「スムーズ追跡120行」でフリーズし、ぴくりとも動かなくなり(これ以上は無理というかたくななブレーキが強烈にかかってしまったようでした)、仕方なくページ見渡しトレーニングをメインにしたメニューを実施しました。
まぁ、最終的には1冊の本を10分で読めるようになりましたし、その後のお仕事でも(特許関連のお仕事です)十分に成果を発揮していらっしゃるとのことです。
そのときは4日目で修了ということにして、2日分の日割り受講料を返金させていただきました。
6日間のレッスンというのは、ビジネス速読術講座としては、非常に『特殊なレッスン』という位置づけです。あくまで向かい合う情報量が極端に多い方や、読むべき資料・書籍が膨大な方を対象としています。
しかし、これをしっかりと乗り越えると、30分で1冊を2回読み重ねることもできるようになりますし、1ページ2秒程度での処理(読むのではなく処理するレベル)が可能になります。
今回の方は本を読むのがメインの活用法だということですが、ぜひ充実した読書を楽しんでいただきたいところです!
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