昨日(2012.02.15)から、マンツーマンの上級レッスンを実施しています。
上級レッスンは、表の受講メニューには登場しません。
初級講座を受けて、十分な成果を手に入れた人限定の特別メニューです。
そして、さらに言うと「受けたら成果が上がることが確かな方」かつ「仕事上、ハイレベルな速読技術が必要な方」だけにお受け頂いています。
金額も高額ですし、目指す世界がマニアックですので。
今回の受講者の方も、実は血のにじむ努力をした上での受講です。
【速読力】=【スキーマ(言葉のデータベース)】×【体の使い方】
フォーカス・リーディングにおける速読の定義は、こんな式で表せます。
何かマジカルなトレーニングをしたら突然脳が花開く!なんていう都合のいい話はありません。
数学や英語、あるいはスポーツとまったく同じ考え方です。
- 体の使い方を磨く
徹底的なトレーニングによって、読書に最適な「意識」と「目」の使い方を体に叩き込みます。
ベースはスポーツ、武道と同じ。鎮まりであり弛緩集中であり、これはある意味で禅の【空】の世界に似ています。
これにフォーカスのコントロールという、編集者が日常的に使うものでもあり、アメリカのエグゼクティブが当たり前に使っている読書技術を掛け合わせていきます。
ちなみに、トレーニングは「スムーズ追跡 420行/分」、「ページ見わたし 1秒/ページ」を目指し、徹底的に追い込んでいきます。
どんなに高負荷な状態になっても、心の静けさが失われない体の使い方をマスターするのが目的です。
そのために呼吸法も徹底的におこないます。
最重要は「スキーマ」
どんなに体の使い方が上手になっても、入ってきた言語情報を処理する能力が低ければ効果が上がりません。
ですから、実は最重要テーマは「そもそもの読書力アップ」です。
実は今回の受講者は、初級講座を2010年の秋に受講して下さった方。
彼も、この読書力アップのために血のにじむ努力を続けてくださいました。
- スキーマを増強する
読んで骨の折れる岩波新書を40分で通読できるようになるまで、同じ本を何度も読んでもらいました。
徹底的に頭をひねり、熟読熟考しながらの読書。
そして、同じ本を続けて何度も読み重ねる。そういう地味な作業です。
そして、その成果と手応えを週1のレポートとして提出。こちらから、またアドバイス。
これを無料のサポートを活用して、ずーっと続けていただいたんです。
おかげで、1年半前とは比べものにならないくらい読書力が上がり、その結果として当然、速読力(スピードと質)も上がっています。
その仕上げが、今回のレッスンというわけです。
実は彼、これまでに7つの速読講座で挫折した経験をお持ちです。
フォーカス・リーディングの初級3日間集中講座で、初めて速読を手に入れた、と。
そういう「苦節○年」の想いが成就するような成果を手に入れていただきたいものです。
残り2日間、こちらも気合いを入れてご指導に当たらせていただきます。
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