株を買う前には、必ず会社の業績をチェックしますし、
業績、株価の推移を確認しますし、どのタイミングで買うべきか、
あるいは売るべきかなどについても学びます。
しかし、なのです。
何かを学び、成長していこうという自己投資意欲にあふれる人は多いのですが…
それらリソースが最適に運用される方法を学んではどうでしょう?
例えば、こんな学習法をしていたら、学習内容はなかなか定着しません。
- 速読で、何度も繰り返してテキストを読んでいる。
- エビングハウスの忘却曲線に従って、「直後」「その日の夜」「次の日」に復習している。
- 難しい言葉を、何度も書いて憶える努力をしている。
- がんばって、確実に理解しながらテキストを進めている。
- 実践重視の講座なので、とことんリアルな実践を繰り返している。
頑張っているのに定着しない時、
と考えて、停滞と自滅への道を歩むのか、
とクールに考えて、「学び方を学ぶ」という選択をするのか。
このときの態度で、あなたの1年後は大きく変わります。
例えば、「学び方」の指導をする教室「ことのば」には、
という相談が多いんですね。
なので、子どもに「勉強のやり方」を徹底して指導します。
そうすると、これまで勉強しても成績が上がらないと思っていたのに、驚くほど簡単に上がってしまう…ということが頻発します。
こんな感じに…
学習の進め方は、学習者・指導者ともに学ぶべき!
私は現在、東京で開催されている7ヶ月にわたるワークショップの支援をしています。
そのために様々な教育工学的、認知科学的、脳科学的知見を総動員して、教務の改善に当たっています。
そして、間違いなく受講生のスキルの伸びは過去最高レベルです。(あくまで指導者やOBの実感、当社比 :-P)
スキル系の学びと知識・情報系の学びは、それぞれに独特のノウハウがありますが、根本的な考え方に違いはありません。
私が教室での指導、ワークショップでの教務改善に採用しているのは、次のような考え方です。
用語・単語・概念の憶え方には簡単なやり方がある!
難しい用語や概念を記憶するためには「書いて憶える」ことでも「口に出して憶える」ことでもなく、ひたすら「あること」を繰り返すことが有効です。
復習には効果的なやり方とタイミングがある!
復習のためにマインドマップを書くことは、ある部分、間違ってはいないのですが、あまり効果的とは言えず、むしろ「ある簡単な作業」をおこなった方が効果的だと言えるのです。
また、よく取り上げられるエビングハウスの忘却曲線も、まったく気にしない方がいいことが分かっています。
学習の進め方、速読の採り入れ方には順番、最適なパターンがある!
闇雲に繰り返しても意味がありません。
速読で何度も高速に復習・・・というのはばかげています。
学習のモチベーションを高く保つためにやるべきことがある!
長期戦のワークショップや学習に「モチベーションが下がる…」のはつきもの。
それを高く維持するためには、学習者にできること、指導者にしかできないことがあります。
スキル系で、「体当たりで何度も」というのは、非常に効率が悪いだけでなく…
何かスキルを学習する上で、確かに反復演習は必要です。
しかし、いたずらに何度もトライアル…というのは、効果が上がらないだけでなく、心が折れる原因にもなりかねません。
適切なタイミングで、適切なフィードバックを提供すること。そのために、1つ気遣うべき重要な要素が存在します。
講座やスクールで学ぶなら予習・復習は確かにいいことですが…
講座やスクールで学ぶ(学ばせる)場合、予習・復習を採り入れることは重要です。
しかし、これも単にやればいい、というわけではありません。
全体を俯瞰してデザインされたやり方が必要なのです。
資格試験の受験者、セミナー・ワークショップ指導者必見!
あなたが何か大きな自己投資に挑んでいるのであれば、何をすべきかは明白なのです。
何かを学ぶ(学ばせる)前に、
「学び方」(指導法)を学びましょう。
それが他者に差をつけることであり、
主催者なら成果に圧倒的な差を生むのですから。
そんなこんなで、最先端の科学的知見によって、
さらに磨きのかかった「社会人のための学習法・指導法」講座、
2017.11.11開講です!