目標を立てたことすら忘れかけてない…?
あれ?目標を立ててすらない…?
─あなたが「立てても達成することはない…」と諦めている…年始の目標を確実に達成するコツを伝授します!
2022年がスタートして、あっという間に「日常」の中に熱い想いが埋没し始めていないでしょうか。
2021年はコロナコロナの騒動に明け暮れたかも知れません。そして、2022年も…最近のオミクロンのニュースを見ると、ちょっと嫌な流れを感じます。でも、それは、あなたの自己成長と夢実現・目標達成を諦める理由にはなりません。むしろ、だからこそ、下り坂の時代を乗り越えて、自分の力で高みを目指さなくては。
世界がどう動こうと、頼れる自分をしっかりと保ち、“なりたい自分”を目指して着実に前進していく。── 2022年こそ、そんな一年にしたいものです。
あなたは時代に流される人?未来を創る人?
実は、世の中には2種類の人がいます。
自分が達成したい野望や願望を、ちゃんと達成出来る人。
そして、「目標を立てただけで終わり」の人。つまり、ただ、惰性で時代に流されていく人。
あなたはどちらの人でしょうか?
いえ、どちらの人になりたいでしょうか?
ぜひ、2022年は野望や願望を達成できる目標達成体質手に入れましょう!
目標達成に必要な5つの要素
目標を達成するためには、絶対に外せない要素が5つあります。
これを揃えることで、驚くほどスムーズに目標と夢が自分のものになるものなのです。
1.一年間のSMARTな目標
これから過ごす一年間について、具体的で、すぐに行動に移れるような目標を立てている必要があります。
抽象的な目標(例えば「リーダーシップを発揮する」「真摯さを大事にする」など)では何をしたらいいか分かりませんし、壮大すぎる目標だと何から手を付けていいか分かりません。
①具体的で、②途中経過と達成度合いが測定/評価可能で、③ちゃんと頑張れば手が届くレベルで、④地に足の付いた内容で、⑤達成期限が示されている─これが「目標設定のSMART原則」と呼ばれるものであり、この原則にのっとって作られた目標はやるべきことと、途中の評価・軌道修正がしやすいので断然達成しやすくなるものなのです。
- 【S】specific;具体的に表現されているか?
- 【M】measurable;客観的に数値として計測可能か、達成をYes/Noで判定可能か?
- 【A】achievable;冷静に考えて達成可能か?
- 【R】result-oriented;成果にフォーカスしているか?
- 【T】time-bound;達成期限が設定されているか?
【S】specific;具体的に表現されているか?
次のMとセットでご説明します。
【M】measurable;客観的に計測、判定可能か?
ポイントは「達成できた(できている)かどうか、明確に判断できる」こと。
そして「達成へのプロセス、日々の取り組みが想像できる」ことです。
例えば
リーダーシップを発揮する
この目標は抽象的すぎてNG。
そもそも、リーダーシップを発揮した状態がどんな状態か分かりません。そして、リーダーシップにもレベルが様々あるでしょうし。
こういう抽象的で、リアルなイメージがわかないものに対しては、どう行動したらいいのかも分かりませんよね。(^^;
(まずは「リーダーシップに関する本を読む」くらいでしょうか…)
売り上げをアップする
という目標は具体的に見えますが、基準が示されていないため客観的に測定できません。どのくらいアップしたら満足なのか、あるいは経営が安定するのかといった「その先」も視野にいれて、リアルな数値で考えましょう。
試験の点数もそうですね。
なんとなく××点とったら嬉しいかも、ではなく「○○大学に合格するために、定期考査で5教科平均××点をとる」というような判定基準、リアルな点数を盛り込みます。
あるいは「正しいことを、誠実に実践する」という目標は、日々のあり方として美しく見えますが、やはり抽象的過ぎて、達成できたかどかが分かりません。こういう場合「正しいこと」とは具体的にどのようなことか? 「誠実に実践する」というのはどういう状態なのかを明確にすることをお薦めします。
例えば
歩いているときにゴミが落ちていたら、迷わず拾い、近くのゴミ箱に捨てる。
といった表現です。これについてはRおよび後の話でも触れていますので参考にしてください。
【A】achievable;冷静に考えて達成可能か?
100万部のベストセラーを出す
というのはどうでしょう? ── これは数値目標がありますが(Measurable)、自分の力量、世の中の動向などを冷静に見てどうだろう?と考えなければなりません。
そもそも100万部を越えるような作品といのは年間何冊も出ていないワケですし…。
【R】Realistic;現実的である
上の「達成可能か?」という問題とセットで考えていいでしょう。
そのためにも、先行者に相談に乗ってもらったり、ネットで情報を調べたりする必要がありそうです。
また、Rは【result-oriented;成果にフォーカスしているか?】と表現されることがあります。
つまり「何かを達成するための要件(あり方など)」ではなく、目指すべきゴールを示しましょうということ。
例えば、
リーダーシップを発揮すべく、常に組織における自身の使命を考え、行動する。
という目標はどうでしょう? ── ある意味で具体的ですし、行動できたか、できなかったか、観察によって判定可能です。
しかし、これは何かの結果を手に入れるためのプロセスであって結果・成果ではありません。目指すゴールというよりも、その下位に来る「あり方(To be)」の目標です。
こういった「あり方」、日常的な行動指針を目標にする場合、後に説明するような工夫が必要です。
【T】time-bound;達成期限が設定されているか?
どんなにリアルに目標が設定されても「いつでもいいよ」という気分では永遠に達成できません。いつまでに達成したいかを明確にするからこそ、では、今月は何をすべきか、今週はどこまでやるか、今日何に手を付けるかが明確になり、現実に達成できるものなのです。
2.ちょっと先のリアルなビジョン(願望)
リアルな「これから1年」の目標の向こうに、どれだけ強い自分の願望やビジョン・到達目標があるかで、目標に向けて前進するエネルギーが変わってきます。
そこには「絶対にやり遂げたいこと」、今の生活の中にある「やりたくないこと」、仲間や家族と一緒に味わいたい「ステキなこと」、その目標を達成したら手に入る「輝かしい未来」…そういった要素を盛り込んでいきます。
これは必ずしもSMARTでなくても大丈夫です。むしろ、心がワクワクして、やる気がわき上がってくるような目標が理想です。(このあたりの表現については『秘伝すごい会議』を教科書として学んで見てください!)
2023年3月までに、○○株式会社を日本ナンバーワンの教育ノウハウ提供会社として、日本中の誰もが賞賛し、そこで働くことをうらやむ会社にする。
ひょっとすると「ミッション・ビジョン」を明確にしておいた方が、より目指す世界が意識にも心にも浸透するかも知れませんね。(ミッション・ビジョンについては、『マイクレド』を教科書として、書き方を学んでみてください!)
個人の場合も同じです。例えば、「○年中に、TOEICのスコアを100点アップする」という目標であっても、その前に「××を専門的に学ぶためのアメリカ留学を実現するために」と付くと、何を、どう学ぶべきかが、より明確に見えてきます。
そして、その先に「なぜ××を専門的に学ぶのか?」という人生の究極的な目標があると、多少のことではへこたれなくなりそうです。
3.未来につながる確実な行動プラン
この一年の明確な目標と、ちょっと先のワクワクするビジョンが描けたら、さっそく「最初の一歩」の行動プランを策定しましょう。そして、目標達成の途上にある「通過ポイント(マイルストーン)」を明確にします。やや大きく、圧倒されるように見える目標も「何をするか」という行動プランに落とし込むことで、一気に身近なものに変わります。あとは淡々と行動していくだけです。
目標を分解して、複数の「要件」を抽出する
心がワクワクしたとしても、すぐに具体的な行動を起こせなければ、一気に冷めてしまいかねません。
「3日坊主」という言葉があるとおり、3日も経てばモチベーションは下がるものですから!
そこで、その目標を分解して、要件(構成成分)を抽出しましょう。そうすることで、よりリアルで取り組みやすいTo do, To beを取り出すことが可能になります。
英会話なら「文法」「単語」「表現例文」「発音」などに分解して、それぞれテキストを購入するとか、アプリを探すとか…。その上で、最優先事項から取り組んでいきましょう。
売り上げ目標のような数字を追いかけることができるものであれば、その通過点(そこまでの中間達成目標)と評価の日(毎月末など)を設定しましょう。
※下記「プロセスをデザインしよう」を参照してください。
数字に表現できず、具体的行動や周囲の反応でしか評価できないものは、あらかじめ「評価基準」を設定しておいて、
毎日あるいは毎週チェック(観察)したいところです。(上記の「あり方、行動指針を目標にする場合」の話です!)
例えば「常に社会における組織の使命を理解し、行動する」という曖昧な行動目標でも、毎日、「今日は、組織の使命を念頭に置いて行動できただろうか?」と振り返ることで評価可能ですし、問題点を発見して改善していくことが可能になります。
営業職の場合、単に「成約したかどうか」で評価していては、努力が非常に難しくなります。
これを次のように具体的な行動の形で「到達レベル(達成度)」で測るようにすると、改善が容易になります。
- 面会の約束が取れた
- 商品説明を聞いてもらえた
- フロント商品を購入してもらえた
- バックエンド商品の説明ができた
- バックエンド商品が販売できた
4.行動を映す鏡
完全に目標を達成してしまうまでは、自分が今、どのような状態にあるのかを客観的にとらえ、そこからフィードバックを手に入れ、目標に向けての行動を修正しつづける必要があります。
その自分の状況を客観的に写し取る鏡として「手帳」を用意しましょう。手帳に目標・行動プラン・行動の記録・現場からのフィードバック・・・といったものを丁寧に記録していくことで、目標達成に向けた最適な行動指針が見えてくるはずです。
5.背中を押してくれる仲間/コーチ
モチベーションは必ず落ちるものです。そして、目標への行動は思った通りに進まないものです。
そういう時に、あなたを励まし、軌道修正を促し、自分に見えていなかった改善点を教えてくれるのが、仲間でありコーチです。
なぜ一流と呼ばれる人は、高額な報酬を払ってまでコーチを雇うのか。
そして、高額なスクールやグループに身を置くのか。
─ それは、自分の力が及ばない状況でも、仲間とコーチの力を借りて乗り越えられることを知っているからです。
ぜひ、あなたもそういう仲間やコーチがいる「場」に身を置き、仲間と励まし合いながら高い目標を目指しましょう!
目標を絶対に達成するために投下するリソースを確定しよう!
あなたが手に入れたいリターンはどのような利益を、あなたにもたらしてくれますか?
それは金額で表現するとどれだけの価値があり、それを手に入れるためにいくらまでなら投資可能でしょうか?
同じように時間の投資についても考えてみましょう。
あなたが何かを手に入れようと思ったら、下の図のような6つのリソースを投下する必要があります。
そして、あなた自身が成長しようと思ったら、下半分の3つ(お金・時間・人)を投下して、上半分を作ることになります。
未来を見据えて何を投下して、何を手に入れようとしているのか、その具体的なプランを作りましょう。
もちろん、時間を節約するためにお金を使う(人を雇う、先生につく、ノウハウを買うなど)ことも可能です。今持っているリソースで足りないものは、買うか学ぶかして補強してください。
プロセスをデザインしよう!
目標が決まり、投下するリソースが決まったら、あとは具体的な通過点と小目標(「○月○日までに××まで到達する」など)を設定していきます。もちろん、自分の仕事や家族イベントなどのスケジュールと重ね合わせながら!
何かを学ぶ際には、正しい手順を知っていることも重要です。具体的には科学的な学習法であり、Uプロセスで表される学びのステージごとのテーマです。
2022年を目標達成の1年にするプロジェクト発動!
自分の未来を描き、それを具体的な行動プランに落とし込むための時間を、1月中に十分に用意しましょう。
2021年の一年間で、立てた目標に対して満足のいく結果が得られなかったのであれば、今年こそ、目標を十分に作り込み、行動プランを立て、周囲の人の知恵と応援を借りながら、確実に目標を達成しましょう!
この目標設定から行動プラン作り、実践の中での修正までをこなす上で、
これなら絶対にやれる!
と心から思えるように、目標と行動プランを作り込んでいくことが非常に重要です。
よくある自己啓発書のタイトルのような話ですが「目標達成は、目標の設定で9割決まる」のです。
そして、ぜひ毎月初めには「今月の目標とTo do」を確認し、週の初めには「今週の目標とTo do」を確認し、毎朝「今日のTo do」を確認する…という「目標とTo doの確認」の時間を必ず取るようにしましょう。
これで、あなたの2022年は思い通りに進んでいくはずです!
ぜひ、実り多い2022年にしていきましょう❗
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